男はつらいよ2023年04月05日 19:42

現役時代、この映画をみることはなかったが、2001年38年のサラリーマン生活を終え虎さんの心境を共有する立場になり観るようになった。
この映画からは「古き良き日本」を思い起こすことができる。

「労働者諸君!!」
2001年、会社勤めを終えた。しばらくは退職前の会社の前を車で通るたび不謹慎だとは思うがいったものである。
「労働者諸君!!がんばっているか!!」

「ヨオ!。労働者諸君、この行楽日和に、君達、ひたすら勤労にいそしんでいるのかい!!」
「中小企業の労働者諸君! ささやかな憩いの一時、ご苦労さん!」
「おはよう!労働者諸君!今日から僕は君たちの仲間だぞ!」
「労働者諸君! 稼ぐに追いつく貧乏なしかぁ! 結構結構!!」
「労働者諸君!君らもハンマーを捨てペンをとれ!聞こえているか!」

「身近に寅さんが居たら?」
働きたいときや、必要なときだけ働く。うらやましい寅さんではあるが、寅さんはほとんど各地を放浪しており、たまに帰ってくるからいいのである。
年中一緒にいたら家族はたまったものではない。

七人の侍2023年04月03日 08:44

昭和29年(1954)4月26日に公開された黒澤明監督の「七人の侍」である。
当時13歳、映画館では見ていない。
とにかく何度見ても飽きない。
志村喬、三船敏郎はいわずもがな、特に宮口精二が印象に残る。

黒澤明と三船敏郎
偉大な監督と素晴らしい俳優、この組合せの映画ほど
「悪いやつほどよく眠る」「天国と地獄」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」・・・・・・

ジョンフォードとジョンウエイン
この組合せも最高である。
「駅馬車」「アパッチ砦」「黄色いリボン」「騎兵隊」・・・・・・・

まったく観なかった東映映画、日活映画
映画が娯楽の中心だった時代がある。高校の1年の頃か、戦争と平和という映画、当時は下駄履きで、場内は満員、壁によりかかりながら3時間を越す映画を足を棒にして観た記憶が残っている。
邦画は東宝だった。松竹、大映もいい映画があり、学校での映画観賞はここではなかったか。
とにかく東映、日活は無視した。着飾った侍が踊るように人を切る東映時代劇、ちゃらちゃらしたお兄ちゃんが活躍する日活映画、気分的にだめなのである。

東宝映画でよく観たのは「社長シリーズ」「駅前シリーズ」である。森繁久彌、小林桂樹、三木のり平、フランキー堺
個性的な俳優
藤原鎌足、有島一郎、山茶花究、左ト全

浦島太郎のその後2023年04月02日 09:07

現在の私たちがよく知っている「浦島太郎」
子供にいじめられていた亀を助けた浦島太郎が亀の背に乗って龍宮城へ行き、玉手箱を土産に帰ると数百年が過ぎ去っている。開けてはならない玉手箱を開けたらお爺さんになってしまった、というものである。
後日談というのが結構あるのである。

再び竜宮城に行く話や、鶴になって亀と結婚する話、海恐怖症になって山に住んだ話とか。

祝い事で「鶴」と「亀」を縁起物としているが、鶴は「浦島太郎」、亀は「乙姫」で一般に知られているおとぎ話の後に二人が再会し、末永く暮らしたため縁起物にされたとも言われている。

もう一つの浦島太郎
浦島太郎は宇宙人に浚われたというものである。
亀(宇宙船)に乗って、竜宮城(異星)へ高速移動したため、地球との時間の進み方にずれが生じたという話である。

竜宮城は失われたムー大陸か?
沖縄には浦島太郎を始め、数々の「失われた大陸」をほのめかす言い伝えがある。沖縄の「琉球古陸」それが「ムー大陸」(竜宮城)であるというものである。
太平洋にかって存在したといわれ、1万2000年前に沈んだ幻の大陸。「ムー」という理想郷「ムー大陸」の言い伝えは知らず知らずの内に、「太郎伝説」として浸透していった。